CAREER / 職場選び
介護職の求人を探していると、「月給○万円」「年間休日○日」「未経験歓迎」など、さまざまな条件が目に入ります。
ただ、求人票に書かれている数字だけを比べて職場を決めると、入職後に「思っていた働き方と違った」と感じることがあります。
求人票を見るときは、給与の金額だけではなく、その内訳や勤務時間、夜勤、休日、仕事内容などを一つずつ確認することが大切です。
この記事では、介護職の求人票を見るときに整理しておきたいポイントを5つに分けて紹介します。
1. 給与は「総額」だけで判断しない
求人票を見るときに、最初に給与へ目が向く人は多いと思います。
ただし、「月給25万円」と書かれていても、そのすべてが基本給とは限りません。
介護職では、基本給に加えて、資格手当、夜勤手当、処遇改善に関する手当などが含まれている場合があります。
- 基本給はいくらか
- 資格手当はいくらか
- 夜勤手当は1回いくらか
- 処遇改善等の手当が含まれているか
- 固定残業代が含まれていないか
夜勤回数を前提にした給与表示の場合、夜勤が少ない月には支給額が変わる可能性があります。
「月給はいくらか」だけではなく、「どの条件でその金額になるのか」まで確認しておくと比較しやすくなります。
2. 勤務時間と夜勤の条件を確認する
介護施設では、早番、日勤、遅番、夜勤など複数の勤務時間が設定されていることがあります。
求人票には勤務時間が複数書かれていても、実際にどの時間帯をどれくらい担当するのかまでは分からない場合があります。
確認したいのは、勤務時間そのものだけではありません。
- 早番・遅番は月にどれくらいあるか
- 夜勤は月に何回程度か
- 夜勤開始は入職後いつごろか
- 夜勤は何人体制か
- 残業はどの程度あるか
生活との両立を考えるなら、通勤時間も含めて勤務時間を見ることが大切です。
勤務表の例を見せてもらえる場合は、実際の働き方をイメージしやすくなります。
3. 休日は日数だけでなく取り方を見る
年間休日の数字は職場を比較するときの一つの目安になります。
ただし、同じ年間休日数でも、休みの取り方によって生活のしやすさは変わります。
たとえば、次の点を確認してみましょう。
- 月に何日休みがあるか
- 希望休を出せるか
- 連休を取れることがあるか
- 有給休暇を取りやすいか
- シフトはいつごろ決まるか
家庭の予定や通院、趣味などと仕事を両立したい場合は、「何日休めるか」だけでなく「どのように休みを決めるか」も重要です。
4. 仕事内容と配属先を確認する
「介護職」と書かれていても、実際の仕事内容は施設によって異なります。
食事、入浴、排泄などの介助だけでなく、記録、清掃、レクリエーション、送迎などを担当する場合もあります。
また、同じ法人でも、特別養護老人ホーム、デイサービス、グループホームなど、配属先によって働き方は大きく変わります。
- 主に担当する業務は何か
- 入職後はどの業務から始めるか
- 記録方法は紙か電子か
- 送迎業務があるか
- 異動の可能性があるか
求人票だけでは細かな役割分担まで分からないことがあります。
見学や面接で、一日の流れを聞いておくと仕事内容を具体的にイメージしやすくなります。
5. 求人票だけで決めず、見学・面接で補う
求人票は職場選びの入り口として便利ですが、そこにすべての情報が書かれているわけではありません。
職員同士の雰囲気、教育方法、相談できる体制、一日の忙しさなどは、求人票だけでは判断しにくい部分です。
気になる求人が見つかったら、求人票で確認できたことと、まだ分からないことを分けておきましょう。
分からないことは、見学や面接で確認するための質問に変えられます。
見学や面接で確認したいことを整理するときは、「介護職の職場選び|見学・面接前に整理したい5つのこと」も参考にしてください。
これは記入例です。説明を受けていないことを、確認済みとして埋める必要はありません。「まだ分からない」も、次の質問につながる大切な情報です。
求人票は「確認できたこと」と「まだ分からないこと」に分ける
| 確認する項目 | 求人票で見るポイント |
|---|---|
| 給与 | 基本給・手当・夜勤回数の前提 |
| 勤務時間 | 早番・遅番・夜勤・残業 |
| 休日 | 年間休日・希望休・有給 |
| 仕事内容 | 担当業務・配属先・異動 |
| まだ分からないこと | 見学・面接で質問する |
求人票を見るときに、すべての条件が理想的な職場を探そうとすると、なかなか決められなくなることがあります。
まずは、自分が譲れない条件を決め、その条件に関係する項目から確認してみましょう。
求人票で分かったことは比較材料にし、分からなかったことは見学や面接で確認する。
この2つを分けるだけでも、職場選びは整理しやすくなります。
求人票の数字だけで結論を出さず、自分の暮らしや続けたい働き方に合うかを一つずつ確認していきましょう。

