介護職の面接で聞いておきたい質問

介護職の面接で仕事内容や教育体制、夜勤、休日などを確認する様子を描いた水彩イラスト 転職・職場選び

CAREER / 職場選び

介護職の面接では、「採用されるためにうまく答えなければ」と考えがちです。

ただ、面接は職場から自分を見てもらうだけの場ではありません。自分がその職場で無理なく働き続けられそうかを確認する機会でもあります。

求人票や施設見学で分からなかったことを、そのままにして入職を決める必要はありません。

仕事内容、教育体制、夜勤、残業、休日、相談できる相手など、気になることは面接で確認できます。

この記事では、介護職の面接で聞いておきたい質問を8つの視点に整理します。全部を聞こうとせず、自分が譲れない条件に関係する質問から選んでみてください。

1. 入職後の仕事内容を確認する

同じ「介護職」の募集でも、実際に担当する仕事は職場によって異なります。

食事・入浴・排泄などの介助だけでなく、記録、清掃、レクリエーション、送迎などを担当する場合もあります。

面接では、入職後の働き方を具体的に想像できる質問をしてみましょう。

・入職後は、どのような仕事から担当する予定ですか
・一日の主な仕事の流れを教えていただけますか
・介護以外に担当する業務はありますか
・記録や清掃などはどのように分担していますか
・送迎業務を担当することはありますか

仕事内容を細かく聞くことは、仕事を選り好みすることではありません。

入職後に「聞いていた仕事と違った」と感じる可能性を減らすための確認です。

2. 配属先と担当業務を確認する

法人内に複数の施設やフロアがある場合は、どこへ配属される予定なのかも確認しておきましょう。

求人票では施設名だけが書かれていても、入職後の配属先が決まっていない場合があります。

・配属予定のフロアや部署は決まっていますか
・配属先はどのように決まりますか
・入職後に異動する可能性はありますか
・異動がある場合、本人の希望を相談できますか
・配属先によって勤務時間や夜勤回数は変わりますか

同じ法人でも、配属先が変われば仕事内容や勤務条件が変わることがあります。

特に希望する働き方がある場合は、配属先まで含めて確認しておくと安心です。

3. 教育・独り立ちまでの流れを聞く

新しい職場では、経験がある人でも施設ごとのルールや仕事の進め方を覚える必要があります。

「経験者だから大丈夫です」と無理に合わせず、どのように仕事を教えてもらえるのか確認してみましょう。

・入職後に仕事を教えてくださる方は決まっていますか
・最初はどのような流れで仕事を覚えますか
・一人で担当するまでの目安はありますか
・施設内研修はありますか
・分からないことがあるときは誰に確認できますか

未経験の場合だけでなく、経験者にとっても教育体制は大切です。

自分の経験に合わせて仕事を覚えられそうかを見る材料になります。

4. 夜勤開始と夜勤体制を確認する

夜勤がある職場では、回数だけでなく、いつから夜勤を始めるのか、何人体制なのかも確認しておきたいところです。

・夜勤は月に何回くらいありますか
・入職後、夜勤はいつごろから始まりますか
・夜勤に入る前に同行や研修はありますか
・夜勤は何人体制ですか
・夜勤中に困った場合の連絡体制はどうなっていますか

求人票に「夜勤月4回」と書かれていても、それが固定なのか目安なのかは分かりません。

給与にも関係するため、夜勤手当の前提と合わせて確認しておきましょう。

5. 残業・休憩の実際を聞く

残業や休憩については、求人票の数字だけでは実際の働き方が分かりにくいことがあります。

聞きにくい場合は、「長く働きたいので、一日の流れを具体的に知りたいです」と理由を添えると質問しやすくなります。

・残業が発生しやすい時間帯はありますか
・残業は月にどのくらいありますか
・休憩はどのように取っていますか
・記録は勤務時間内に行うことが多いですか
・急な対応で勤務終了が遅れることはありますか

残業があるかないかだけで判断するのではなく、どのような場面で発生するのかを見ることがポイントです。

6. 希望休・シフト・有給を確認する

休日の日数だけでなく、休みをどのように決めるのかも生活との両立に関わります。

・希望休は月に何日くらい相談できますか
・シフトはいつごろ決まりますか
・連休を取ることはありますか
・有給休暇はどのように申請しますか
・家庭の予定などがある場合、勤務の相談はできますか

すべての希望が通る職場を探す必要はありません。

自分にとって外せない予定がある場合に相談できるかどうかを確認しておきましょう。

7. 困ったときの相談先を聞く

働き始めてから困るのは、仕事内容だけとは限りません。

人間関係、勤務時間、業務量などについて相談したくなることもあります。

・仕事で困ったときは、まずどなたに相談しますか
・教育担当者や直属の上司は決まっていますか
・定期的な面談はありますか
・勤務について相談する機会はありますか
・職員から意見を伝える仕組みはありますか

相談制度があるだけでなく、実際に相談しやすそうかも大切です。

面接担当者の受け答えや、見学時の職員同士の様子も合わせて考えてみましょう。

8. 求人票や見学で残った疑問を確認する

面接前には、求人票と施設見学で確認できたことを一度整理しておくのがおすすめです。

そこで分からなかったことが、そのまま面接で聞く質問になります。

たとえば、

・求人票の給与額に含まれる手当が分からない
・実際の夜勤回数が分からない
・見学では教育体制まで聞けなかった
・希望休の相談方法を確認できなかった
・配属先がまだ分からない

といった内容です。

インターネットで「面接で聞くべき質問」を全部覚えるより、自分が実際に分からなかったことを聞く方が職場選びに役立ちます。

面接が終わったあとに「これを聞いておけばよかった」とならないよう、2〜3個でもメモしておきましょう。

確認内容質問例
仕事内容入職後はどの仕事から担当しますか
教育体制独り立ちまでの流れを教えてください
夜勤いつごろから、何人体制で入りますか
残業・休憩残業が発生しやすい時間帯はありますか
休日希望休はどのように相談しますか
相談体制困ったときは誰に相談できますか

質問は、全部聞こうとしなくて大丈夫

面接では、用意した質問をすべて聞かなければならないわけではありません。

限られた時間なら、自分が譲れない条件や、まだ分からないことに関係する質問から優先しましょう。

すでに求人票や見学で確認できていることを、もう一度聞く必要もありません。

求人票で分かったこと、見学で分かったこと、面接で確認したことを合わせて考えると、職場を比較しやすくなります。

面接は「採用してもらえるか」だけを考える場ではなく、自分が安心して働けそうかを確認する時間でもあります。

面接前に給与や勤務条件を整理したい場合は、「介護職の転職で失敗しない求人票の見方」も参考にしてください。

面接前に施設の雰囲気や働き方を確認したい場合は、「介護施設の見学で確認したい10項目」もあわせて確認してください。

職場選びの希望条件から整理したい場合は、「介護職の職場選び|見学・面接前に整理したい5つのこと」から確認してみてください。

転職・職場選び
介護ワークジャーナル編集部をフォローする
介護ワークジャーナル編集部

介護ワークジャーナル編集部

介護職で働く方や、これから介護業界で働きたい方に向けて、転職・職場選び、人間関係・夜勤・給与、資格・キャリアなどの情報をわかりやすく整理して届けています。

働くことを、暮らしから考える。

介護ワークジャーナル
タイトルとURLをコピーしました