DAILY LIFE / 働き方
介護職の夜勤は、生活リズムが崩れやすく、睡眠不足や疲れがたまりやすい働き方です。
「夜勤の前になると気が重い」「休んでも疲れが取れない」「この働き方をいつまで続けられるだろう」と感じることもあります。
ただ、夜勤がつらいと感じたときに、すぐ「辞めるか、我慢するか」の二択にする必要はありません。
つらさの原因が、夜勤回数なのか、勤務時間なのか、人員体制なのか、夜勤明けの過ごし方なのかによって、考えられる対策は変わります。
まずは、何が負担になっているのかを整理し、今の職場で調整できることがあるかを確認してみましょう。
この記事では、介護職の夜勤がつらいときに確認したいポイントを7つに分けて整理します。
1. 夜勤の何がつらいのかを分ける
夜勤がつらいと感じたときは、まず「夜勤そのものが嫌だ」とまとめずに、何が負担になっているのかを分けて考えてみましょう。
たとえば、眠れないことがつらい人もいれば、長時間勤務や少ない人数で対応することに負担を感じている人もいます。
夜勤明けに十分休めないことや、夜勤と日勤が混ざることで生活リズムが整わないことが原因になっている場合もあります。
原因が分かると、今の職場で相談できることなのか、勤務条件そのものを見直した方がいいのかが考えやすくなります。
「夜勤が向いていない」と決める前に、自分が特につらいと感じる場面を一度整理してみましょう。
夜勤のつらさを整理するときのポイント
・夜勤前に眠れない
・夜勤中の長時間勤務がつらい
・一人または少人数で対応することが不安
・仮眠や休憩を十分に取れない
・夜勤明けでも疲れが抜けない
・日勤と夜勤が混ざり生活リズムが崩れる
・夜勤回数が多いと感じる
2. 夜勤回数と勤務時間を確認する
夜勤の負担を考えるときは、まず月に何回入っているのか、1回の勤務時間がどのくらいなのかを確認します。
同じ「夜勤あり」の職場でも、月に数回なのか、週に何度も入るのかによって負担は大きく変わります。
また、16時間前後の長時間夜勤なのか、8時間程度の夜勤なのかでも、体への負担や生活リズムへの影響は異なります。
夜勤回数が多いと感じている場合は、単純に「夜勤が向いていない」と考えるのではなく、今の回数や勤務時間が自分に合っているのかを見直してみましょう。
職場によっては、夜勤回数の相談ができたり、日勤中心の勤務へ変更できたりする場合もあります。
まずは現在のシフトを見ながら、月の夜勤回数、勤務時間、夜勤前後の休み方まで整理してみることが大切です。
確認したい勤務条件
・月の夜勤回数
・1回の夜勤時間
・夜勤前後の勤務の入り方
・夜勤明けの翌日に休みがあるか
・日勤と夜勤の切り替わり方
・夜勤回数の相談ができるか
・日勤中心の勤務へ変更できる可能性があるか
3. 夜勤中の人員体制を見る
人夜勤のつらさは、勤務時間だけでなく、夜勤中の人員体制によっても大きく変わります。
同じ夜勤でも、複数人で対応できる職場と、少ない人数で多くの利用者を見なければならない職場では、感じる負担は違います。
特に、急な体調変化や転倒、コール対応が重なったときに、相談できる人がいるかどうかは安心感にも関わります。
また、休憩や仮眠の時間が決められていても、人員に余裕がなければ実際には十分に取れないこともあります。
夜勤がつらいと感じている場合は、「自分の体力が足りない」と考える前に、今の人員配置や業務量に無理がないかも確認してみましょう。
職場によっては、夜勤中の役割分担や応援体制、緊急時の連絡方法などが整っている場合もあります。
安心して夜勤を続けられるかを考えるうえでは、夜勤中にどのような体制で働いているかを見ることが大切です。
夜勤中の人員体制で確認したいこと
・夜勤は何人で対応しているか
・一人あたり何人程度の利用者を担当するか
・休憩や仮眠を取れる体制になっているか
・急変時に相談できる職員がいるか
・看護職や管理者への連絡体制があるか
・コールや見守りの負担が偏っていないか
・夜勤者同士で役割分担ができているか
4. 夜勤明けと休日の取り方を見直す
夜勤の負担は、勤務中だけでなく、夜勤明けの過ごし方や休日の取り方にも影響されます。
夜勤が終わったあとに十分眠れなかったり、その日のうちに予定を詰め込みすぎたりすると、疲れが残ったまま次の勤務を迎えることがあります。
また、夜勤明けの翌日に日勤が入るなど、勤務の間隔が短いと生活リズムを整えにくくなる場合があります。
夜勤明けは「休み」と感じやすい一方で、実際には勤務を終えた直後なので、体はまだ休息を必要としています。
そのため、夜勤明けの日は無理に予定を入れすぎず、睡眠や食事の時間を整えることを優先してみましょう。
あわせて、夜勤明けの翌日にどのような勤務が入っているのか、連休や希望休を取りやすい職場なのかも確認しておくことが大切です。
今の職場で夜勤を続けるなら、夜勤中だけでなく、夜勤明けから次の勤務までを含めて自分の生活リズムを見直してみましょう。
夜勤明けと休日で確認したいこと
・夜勤明けに十分な睡眠を取れているか
・夜勤明けの日に予定を詰め込みすぎていないか
・夜勤明けの翌日にどの勤務が入るか
・連休や希望休を取りやすいか
・日勤と夜勤の切り替えに無理がないか
・疲れが次の勤務まで残っていないか
・生活リズムを整える時間を確保できているか
5. 今の職場で調整できることを探す
夜勤がつらいと感じたときは、すぐに転職を考える前に、今の職場で調整できることがないか確認してみましょう。
夜勤回数を減らせる、日勤中心の勤務に変更できる、特定の曜日は夜勤を外してもらえるなど、職場によって相談できる内容は異なります。
また、夜勤中の役割分担や休憩の取り方について、職員同士で見直せることがある場合もあります。
一人で我慢を続けるよりも、上司や管理者に今どの部分が負担になっているのかを具体的に伝える方が、調整につながりやすくなります。
「夜勤がつらいです」だけではなく、「月の夜勤回数を減らしたい」「夜勤明けの翌日に日勤が続くのがきつい」など、困っている内容を整理して伝えることが大切です。
ただし、相談しても改善が難しい場合や、慢性的に無理のある勤務が続いている場合は、別の働き方や職場を考えることも選択肢になります。
今の職場だけでなく、次の職場を考えるときは、実際に働く環境を見学して確認しておくことも大切です。
職場に相談するときに整理したいこと
・夜勤回数を減らせるか
・日勤中心の勤務へ変更できるか
・夜勤に入る曜日や回数を調整できるか
・夜勤明けのシフトを見直せるか
・休憩や仮眠を取りやすくできるか
・夜勤中の役割分担を見直せるか
・相談したあとに改善の余地があるか
6. 夜勤の少ない働き方を考える
夜勤の負担が大きく、今の職場で回数を減らすことが難しい場合は、夜勤の少ない働き方へ変えることも選択肢の一つです。
介護職でも、すべての職場で夜勤があるわけではありません。
デイサービスのように日中の勤務が中心になる職場や、求人によっては日勤のみで働ける施設もあります。
また、同じ施設でも「夜勤なし」「日勤のみ」「夜勤回数相談可」といった条件で募集している場合があります。
ただし、夜勤を減らすことで夜勤手当がなくなり、収入が下がることもあります。
そのため、夜勤の少ない働き方を探すときは、勤務時間だけではなく、基本給や各種手当、休日、通勤時間なども一緒に比較することが大切です。
「夜勤をしないこと」だけをゴールにするのではなく、自分の体力や生活リズム、収入とのバランスを考えながら、無理なく続けられる働き方を探してみましょう。
夜勤回数や勤務時間、給与などを比較するときは、求人票全体の条件もあわせて確認しておきましょう。
夜勤の少ない働き方を探すときのポイント
・日勤のみの求人があるか
・夜勤回数を相談できるか
・夜勤がなくなった場合の給与はいくらか
・基本給や資格手当はどうなるか
・勤務時間が生活リズムに合っているか
・休日や希望休を取りやすいか
・通勤時間も含めて無理なく続けられるか
7. 転職を考える目安を整理する
夜勤がつらいと感じたとき、すぐに転職しなければならないわけではありません。
夜勤回数の調整や日勤中心の勤務への変更、シフトの見直しなど、今の職場で改善できることがある場合もあります。
一方で、相談しても勤務条件が変わらない、夜勤の負担が長く続いている、生活リズムを整えることが難しいと感じる場合は、転職を考えることも選択肢の一つです。
大切なのは、「つらいから辞める」と勢いで決めるのではなく、自分が何に負担を感じていて、次の職場ではどの条件を変えたいのかを整理することです。
たとえば、夜勤回数を減らしたいのか、日勤のみで働きたいのか、人員体制に余裕のある職場を探したいのかによって、見るべき求人条件は変わります。
今の職場で改善できることと、転職しないと変えにくいことを分けて考えると、次の選択肢を整理しやすくなります。
転職を考える前に整理したいこと
・今の職場で夜勤回数を調整できるか
・日勤中心の勤務へ変更できるか
・相談しても勤務条件が改善しないか
・夜勤の負担が長期間続いているか
・次の職場では何を変えたいのか
・収入と働きやすさのどちらを優先したいか
・無理なく続けられる勤務条件は何か
まとめ
介護職の夜勤がつらいと感じたときは、まず何が負担になっているのかを分けて考えることが大切です。
夜勤回数、勤務時間、人員体制、休憩や仮眠、夜勤明けの過ごし方などを整理すると、今の職場で調整できることが見えてくる場合があります。
相談して改善できることがあれば、すぐに転職を決める必要はありません。
一方で、勤務条件を調整できない、夜勤の負担が長く続いている、生活との両立が難しい場合は、日勤中心の職場や夜勤回数の少ない求人を探すことも選択肢になります。
夜勤を続けるか、働き方を変えるかを決めるときは、自分の体力、生活リズム、収入、希望する勤務条件を一緒に考えながら、無理なく続けられる働き方を選びましょう。
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